プロフェッショナルライセンスの機能

プロフェッショナルライセンスでは、スタンダードライセンスの機能に加え、以下の機能を持っています。

ユーザー数

スタンダードライセンスでは、初期状態で5ユーザーをご利用いただけますが、プロフェッショナルライセンスでは、20ユーザーまでご利用いただけます。

ユーザー数が足りない場合には、ユーザー数無制限で利用できるプロフェッショナル[プラス]をご利用ください。詳しくは a-blog cms 公式Webサイトをご確認ください。

承認機能

プロフェッショナルライセンスでは、ユーザー権限の「投稿者」と「管理者・編集者」による承認機能が実装されています。この機能について、次項より詳しく説明します。

静的書き出し

ブログ単位でブログ全体を静的に書き出す静的書き出しの機能が用意されています。

承認機能(プロフェッショナル版)

承認機能の概要

プロフェッショナル版では、承認機能を提供しています。

承認機能とは、投稿者が作成・編集したエントリーは非公開バージョンとして登録し、編集者(管理者)が承認することで一般に公開される機能です。

プロフェッショナル版の承認機能は、エントリーの登録をする役割と承認(公開)をする役割の2つがある「1段階承認」となります。

プロフェショナル1段階承認

登録する役割と承認(公開)する役割の間に中間承認者を置く「多段階認証」や、役割に関係無く一定数の合意が得られた時点で承認となる「並列承認」が必要な場合はエンタープライズ版をご利用ください。

承認機能を利用するための準備

a-blog cms 設置後の初期状態では承認機能は無効になっています。

設定を変更するために、 管理画面左側のメニュー 「コンフィグ」から、使用中のコンフィグ>機能設定へ移動します。

機能設定画面で「承認機能を利用可能にする」にチェックをして保存することで承認機能が有効になります。

承認機能とバージョンの関係

承認機能は、a-blog cmsのバージョン管理と組み合わせて利用します。

投稿者も編集者も、それぞれ確認をしてもらったり、修正して公開をする場合には、バージョンを作成する必要があります。

1つのエントリーに対して修正・確認・公開を行うのではなく、エントリーのバージョンに対して確認・公開を行うということになります。

承認の流れ

  1. 投稿者がエントリーを作成
  2. 「作業領域から承認依頼」をクリックしてバージョンを作成
  3. プレビュー画面から承認を依頼
  4. 承認担当者が「承認通知」から承認依頼を確認
  5. 最終承認、コメントを残す、承認却下のいずれかの操作を行う
  6. 承認却下だった場合、投稿者は修正を行い、再度承認担当者に確認してもらうためのバージョンを作成して承認を依頼
  7. 以下4〜5の繰り返し

1. 投稿者がエントリーを作成

まずはじめに、投稿者がエントリーを作成します。ここまでは承認機能を使わないエントリー作成と変わりません。

ここで作成したエントリーは、タイトルの前に【承認前】と表示され、エントリーの公開、下書き、非公開に関わらず一般には公開されません。

この時点でのエントリーは作業領域バージョンとなります。

エントリーのステータスと承認について

エントリーのステータスは承認によって自動的に変更されません。承認と同時に公開したい場合は、承認依頼をする時点でステータスは公開としておいてください。

バージョンの公開予約と承認について

承認の時期とは別に公開日時を指定したい場合には、ステータスを公開とし、詳細設定から公開日時を指定してください。公開日時より先に承認された場合には公開日時に公開されます。また承認が公開日時を過ぎてしまっている場合には承認時に即時公開されます。バージョンの公開予約の詳細については登録・更新マニュアルの「バージョンの公開を予約する」の項目をご参照ください。

2「作業領域から承認依頼」をクリックしてバージョンを作成

最初のエントリー作成時など、バージョンが無い状態ではエントリー詳細画面の上部にあるボタン「作業領域から承認依頼」から、現在の状態(作業領域)からバージョンを作成して次項 3.の承認確認画面に進めます。

この場合、バージョン名は自動で連番が付与されます。

投稿者ユーザーがエントリーの編集を完了し、「作成(新規作成時)」あるいは「作業領域に保存(既存エントリーの編集時)」をクリックして編集内容を保存したら、上部にあるボタン「作業領域から承認依頼」をクリックして次項3.のプレビュー画面に進みます。

エントリー編集画面上部 - 作業領域から承認依頼
エントリー編集画面上部 - 作業領域から承認依頼

3. プレビュー画面から承認を依頼

プレビュー画面の左側に承認担当者への連絡項目が表示されます。

次の承認者のセレクトメニューで承認依頼先を決定し、コメント欄に連絡事項を入力します。「承認依頼する」ボタンをクリックすると承認依頼先に承認依頼のメールが送信されます。

プレビュー画面
プレビュー画面

4. 承認担当者が「承認通知」から承認依頼を確認

承認通知画面 - 承認担当者側
承認通知画面 - 承認担当者側

承認担当者は、管理ページ>承認通知 から現在の承認依頼状況が確認できます。各承認依頼の右端「確認」リンクから現在のエントリーの状態(=確認用のバージョンの状態)を確認します。

5-1. 承認する

「最終承認」をクリックします。エントリーステータスが公開の場合にはそのまま公開されます。

5-2. コメントを残す

バージョン3.1から、承認依頼中のバージョンであっても修正、編集が可能になりました。軽微な修正事項であれば、「コメントのみ残す」ボタンを使ってコメントだけでやり取りするとバージョンが増えず、簡単に承認フローを進められます。エントリーを作成した投稿者の側では、「コメントされました」から始まる件名のメールが届いたら、メール中の「内容を確認する」ボタンをクリックして内容を確認してください。

エントリーを作成した投稿者側の画面
エントリーを作成した投稿者側の画面

承認中のバージョンの編集ページに行き、編集が終わったら投稿者側からもコメントを残します。承認担当者側にも「コメントされました」から始まる件名のメールが届きます。

コメントのやり取りでバージョンを修正し、最終承認する例
コメントのやり取りでバージョンを修正し、最終承認する例


5-3. 承認を却下する

大幅な修正事項がある場合には「承認却下」ボタンでそのバージョンでの承認を差し戻します。

6. 承認を却下された場合

承認を却下された場合は、投稿者に「承認が差し戻されました」から始まる件名のメールが届き、投稿者の承認通知画面に承認タスクとして表示されます。右端の確認をクリックするとエントリー編集画面に遷移します。

承認通知画面 - 投稿者側
承認通知画面 - 投稿者側

編集し直した後、新規バージョンとして保存します。

エントリー編集画面 - 新規バージョンとして保存
エントリー編集画面 - 新規バージョンとして保存

バージョン名を確認し、「このバージョンを承認依頼」をクリックしてプレビュー画面に遷移します。または、「バージョン管理」をクリックして、バージョン一覧から「確認」をクリックしてプレビュー画面に行くこともできます。

エントリー編集画面上部
エントリー編集画面上部

承認依頼後は 「4. 承認担当者が「承認通知」から承認依頼を確認」 からを最終承認まで繰り返します。

承認前のエントリー内の情報について

承認機能を使ってエントリーを作成した場合、エントリーに含まれている画像やPDFファイルは承認(公開)されるまで、公開時とは別の場所に、別のファイル名として保管されています。

IR情報など、承認前にファイルを見られてはいけない場合には、承認前のファイル保管場所である /archives_rev/ にベーシック認証などのアクセス制限をかけることで、公開を望まないファイルの保護ができます。

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